ウテン結構 第3シーズン第1弾◆第1回番外公演－読－

『晴耕雨読』

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【出演】蒼井染、
あきやまかおる、
岩澤繭【ウテン結構】、
西澤香夏【ソラカメ】、
本堂史子【カリバネボタン】、
武藤啓太、
山本ともだち、
吉田憲章

【解説】『晴耕雨読』は、ある日突然書き始めたら、最後まで書き終わってしまった、という経緯で生まれた作品です。2023年、『ストレイシープ』を上演し、次は『メメントの森』だぞ、って時期でしたが、ある雨の日に、こりゃ仕事なんかには行ってられないな、って思って、読書でもするように書き始めてみたら、いつの間にか最後までを書いていました。書くのに数日経っていました。しかし、その頃、ウテン結構での第２シーズンのラインナップは発表されていましたから、せっかく書き上がりましたが、上演する機会がありません。それで、ちょうどその時期に『雨の世界』を再演して下さったSPIRALMOONさんに発表していただいた、という経緯があります。

さて、ウテン結構、前回の公演で次回作として『ZOO』というタイトルが発表されています。前回の『メトロノームが叫んでる』が第９回公演でしたので、記念すべき第10回公演です。ですが、あらためて、これまでの活動を考えると、やり残したことが沢山ある、ということに気がつきました。ウテン結構がスタートしてからの年月は、新型コロナの時期と重なりますし、台風で電車が動かない！って日に公演が重なったりもして、ウテンの航海は順風満帆とは言えません。本拠地と勝手に思っていた劇場、d-倉庫も閉館してしまいましたし。『ZOO』の前に、やるべきことをやらなくては、それが第3シーズンの計画になりました。実は、第2の本拠地と勝手に思っている六本木ストライプスペース、2025年には六本木の街としての再開発で閉館してしまいます。えっ、えっ、この地で、やるべきことをやらなくっては・・・、そして、第3シーズンのラインナップが決まってきました。

コロナ禍でとうとう未上演の『ヒカリアルトコロ』、いやその前に、再演希望が多く、しかしストライプがなくなったら上演が難しいのでは？の『ストレイシープ』、いやその前に、どう考えてもあの話の二人、〇と〇〇〇なんじゃないの？の『晴耕雨読』、そういう訳で、第3シーズンのスタートの作品が、本公演、『晴耕雨読』に決まりました。雨の日に、本を広げるお話。読書を意識したので、文学作品の香りがするかも知れません。今回は、ウテン結構にずっと出演してくれている女優陣に加え、新たな俳優陣（男性多め！）が加わります。会場も、同じストライプスペースなのですが、突如最近に2階に生まれた新しい空間での公演。いつもの、変わらないウテン結構の、次なる展開、同じだけど同じじゃない、新たなスタートの作品。ぜひ目撃してもらいたいです。一緒にこの新たな季節を歩いて下さると嬉しいです。どうぞよろしくお願いいたします。雨々。

【ウテン結構＊第3シーズン】
第1回番外公演―読―
『晴耕雨読』
2024年11月26日(火)－12月1日(日)
＠ROPPONGI STRIP'S SPACE

第7回公演追加公演―羊―
『ストレイシープ』
2025年2月4日(火)ー8日(土)
＠ROPPONGI STRIP'S SPACE

幻の第4回公演―光―
『ひかりあるところ』
2025年5月27日(火)－6月1日(日)
＠ROPPONGI STRIP'S SPACE

第10回公演―園―
『ZOO』